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ブラジル現地教育事情と公立学校での「日本を発見」教育福祉事業プロジェクト

2023年10月16日
HIROMI (ブラジル)

資源と環境を学ぶワークショップ、囲碁ワークショップ、伝統文化ワークショップの様子

教育福祉事業プロジェクトで日本を発見!

私も支援している教育福祉事業プロジェクト「Descobrindo o Japão (日本を発見)」は2021年に創設され、今年で3年目を迎えます。

2021年の創設以来、サンパウロ市南地区のヴィラ・マリアナにある公立校、EE Major Arcy、Lasar SegallとBrasílio Machadoで7歳から17歳の日系、非日系人を対象とし、幅広い分野でワークショップや講演活動を行ってきました。

私も公立校EE Major Arcyで、故郷青森県の文化と芸能、着物文化を伝えるワークショップを行いました。

ブラジルの裏側の日本、更に東北へ向かう青森県の事は生徒たちはもちろん、先生たちも知りません。ですから、皆さん初めて見る青森の四季折々の動画にとても興味を示していました。

ここでの私は、子供たちの豊かな想像力・創造力や思考力、コミュニケーション能力を養うとともに、実際に工芸品を触って確かめ、文化芸術の創造につなげていくことを目的として授業を行いました。

個性豊かな生徒たちを前に、はじめは「大丈夫かなぁ…落ち着いて話を聞いてくれるのだろうか」と不安もありましたが、主宰の今井恵美氏のサポートで乗り切ることができました。

それにしても、個性豊かな生徒たちをまとめる先生たちは並大抵なメンタルではできないと感じました。その中でプロジェクトを立ち上げた主宰の今井恵美氏はパワーウーマンと言っても過言ではありません。

 

日本文化や芸能、着物文化を伝える

Cia Fujima氏による歌舞伎舞踊のワークショップの様子

教育福祉事業プロジェクト「Descobrindo o Japão (日本を発見)」では、日本舞踊や剣道、押し花、折り紙、かわいいお弁当、日記、ラッピング方法、妖怪カードゲーム作成、防犯対策アドバイス、環境教育、「生きがい」、ボランティア活動、スピーチ術、ソーシャルネットワーク・コミュニケーション、凧作成などをこれまで行ってきました。

コロナ禍中の2021年にオンラインで開始され、22年から対面式で実施するようになり、現在はJICAのコースの広報活動を支援し、フォローアップやプロジェクトなどを実施するJICA奨学金協会(ABJICA・Nanci Venâncio会長)を含めた団体や企業が協力、支援をしています。

支援、応援団体・企業の内訳は、Acrilex、Araujo 印刷会社、Rinnai、Nova Papel、 VMPG 投資コンサルタント、 押し花絵アトリエ-Emy.imai、Portal VempraLiba、 NK2、 宮坂国人 財団、 文協(ブラジル日本文化福祉協 会)、 JCI ブラジル日本、 KIF ブラジル、 日伯文化同盟、 ブラジル剣道連盟、 パウリスタ剣道連盟、 在サン パウロ日本総領事館、ヒロタ・フード・スパーマー ケット、 ヤマザトスタジオ、フクダ段ボール箱、ボニリャ・カット サービス、ブラジル日本 商工会議所、 間部アカデ ミー、 アリアンサ ・日伯 文化連盟、 アレアレアート教室、 インベ ンテッカ story Max、 在伯青森県人会、 和伯美苑、 ラッソス・ウマニタリオス、 New Experience Together、Thami 折り紙、 青年文協、ブラジル将棋連盟、ブラジル日本棋院など。

次回は、プロジェクトが生徒たち、そして先生たちにどのような影響を与えているのかを書きたいと思います。

教育福祉事業プロジェクト「Descbrindo o Japão」の写真は、主宰今井恵美氏のInstagramで見ることができます。

日本と違うブラジルの進路の考え方については、世界ウーマンコラムニストの岩井真理さんのキャリア教育と職業選択について。日本とブラジルの違いとは? もどうぞ。

Written by HIROMI(ブラジル)

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