2019年末に中国武漢市から報告された原因不明肺炎、新型コロナ。
その後世界各地に拡大し、2020年1月30日、WHOは「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を、3月11日には「パンデミック」の宣言をした。
私たちが新型コロナという未知のウイルスに出会って、早くも2年以上の月日が経った。初期のウイルスは重症化しやすく、私たちは多くの命を失った。
そして今、ピークを迎えているのが、「オミクロン株」。
オミクロン株でみられる症状は、発熱が66.6%、せきが41.6%、全身のけん怠感が22.5%、頭痛が21.1%、せき以外の呼吸器症状が12.9%、吐き気やおう吐が2.7%、下痢が2.3%など、風邪の初期症状と非常に似ている。
つまり、オミクロン株は普通の風邪と見分けが付きにくい。冬の間はこの程度の症状を経験する人も多いはずだ。
私も朝起床時などに喉の違和感を感じることもあるが、人に会う約束がなければそれほど気にすることもない。普段より暖かくして、ジンジャーハニーなどを飲んでゆっくり過ごしていたら、1,2日で治るものだ。
普段はあまり風邪もひかない息子だが、どこかでもらってきたようで、大量のティッシュを消費しはじめたのは1月末のことだった。
2日連続でセルフチェック(2本とも息子のもの)
オランダでは学校で週2回分のセルフテストキットを配布しているので、症状がなくても定期的にチェックしていた。ただ、今回は鼻と喉の症状がかなり当てはまるので、「もしかして」と思い始めたのは自然な流れだった。
息子は慣れた手つきでチェックを始めた。もう何度もやっているので、説明書を読まなくても一人でどんどん進めていく。
検体をキットに垂らすと、液体が染みこんでいき、陰性であれば1本、陽性であれば2本の線が現れる。今まで我が家ではずっと陰性だったので、1本線しか見たことがなかった。
そして今回は、2本!!陽性だ。
「やっぱり!」という思いと、「気を付けていてもやはり感染するのね」という諦めの気持ちと、「感染したらどうしたらいいんだっけ?」といろんな思いが頭の中を回り始めた。
まずやるべきことは「陽性の確定」と考えた私は、保健所のPCR検査の予約することにした。ちなみに私はセルフチェック陰性で何の症状もないので予約せず。
オランダではCoronatest.nlというから予約ができるようになっていて、DigDという個人認証のアプリと連携して簡単に予約を入れることができる。ワクチンも同じサイトから予約できる。
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